普通にしようとしている、進んでいる一環だと思おうとしている。でも、やっぱり特別なんだ。心がぐっとなっていて、もういっそのこと、静かにその時を待っているような気もする。

15才の時に初めて読んだ、自分の中でずっと心の拠り所になっている小説、リチャード・バックの「イリュージョン」を再び読んでいる。

なんだかとても静かだ。心はもう、どうしようもないはずなのに。

古宮夏希