新曲できた。

 

「眼差し」

きみとの会話が 空気の中に浮かぶ

さみしそうな ぼくの返事を一度最後に

曇り空に静けさが抜けていく

きみは気づいているのだろうか

本当は

目を見れば わかる気がする

 

そばにいなくても

瞬間 楽しかったんだから

 

しばらくは きっと

きみと歩いていた時間を思い出すだろう

きみが心を許した瞬間の眼差しを

思い出すだろう

 

そばにいなくても

きみの言葉が心を巡っている

きみの表情が胸を巡っている

 

古宮夏希