きみの重さを腕で感じながら

背中越しに話しながら

本当は 振り向いて 立ち止まりたいけど

何でもないフリして

どんどん登っていく

 

声の響きや

目の輝き

本当は すごく意識していたんだ

 

たどり着いて

席に座って

カウンター越しにきみを見る

きみがこっちを見る

手元で これを書きながら

また 何でもないフリして 笑った

 

側に行きたいと すごく思った

そうなったら

すごく楽しいかなと思った