走り出す
ただ 服を変えて
あなたが羨ましい
坂の上
転がり落ちていく

ずっと かなしい
そんなことも
うまく うたにできないから
いい加減に 受け入れる
また 花が散る

昨日見た
キラキラの輝き
あの目が あの目が
忘れられない
でも きっと
かなり あっという間に
ぼくは 忘れていく

どうにもならない
声だけに 抱きしめられて
ドキっとしてしまったんだ
あの瞬間

望みが叶わなくて 悔しい
何の覚悟もいらない
退屈でも
光は 揺れるだけ

毎日 巻き戻しているんだ
けれど 気づいたら夢中
次から 次へと
きっと そういうこと
かなり あっという間に
ぼくは 忘れていく

曖昧じゃなく はっきりと
ぜんぶ はっきりとしていて 痛いんだ
この体が動き出す その時には
心は もう ずっと先に行っているよ