誰のことを うたっているんだろう
ぼくに似た きみに似た
また あの頃のような 空気が流れる
ずっと大事に思っていることが
今は ずっと苦しいけれど
このまま 過ぎてしまっても
それはそれ
そういうことだってあるんだ 残酷に

きっと きみに 辿り着くと思って
気づいたり 気づかなかったり
そんなようなふりをする
きみのうたの中に もう二度と
ぼくが現れなくても

短いぼくの言葉に きみはメロディーをつけた
ぼくらの情熱は 過ぎていったけど
骨のように そこに残った