ぼくはなぜだか

ずっときみのことを思い出している

きみに会った時

きみはぼくの目を見たし

ぼくもきみの目を見た

 

あれから ずっと かなしいんだ

どうしようもなく

ただ かなしいんだ

何を見ても そこにきみがいた

どこにいても

きみがそこにいる気がした

 

ぼくのひそやかな感覚を

ぼくが知っている匂いを

ぼくの感じているすべての中に

ずっときみがいるんだ

ずっときみがいるんだな

 

こんなにどうしようもないことを

一秒一秒

ずっと感じている