夜の光たちの中 ぼくらふたりで居たんだ

遠くの工場 行き帰りの飛行機

月がきもちわるいよって きみがぼくに言う

水面が微かに 秋を連れてくる

ぼくらなんとなく しばらく一緒に居たんだ

きみとぼくの肌に 最後の夏の風が触っている

遠くを見つめて きみがそれをぼくに伝える

きっと 大事なこと どうしようもないきみが

ぼくに やさしく 触れてくれるんだ

なんだか 夢のようなのに

離れずに ぼくは きみと居れた