きみはもう最後の言葉を
ぼくに くれたのかもしれない
ぼくは ほんとうは 何も 持っていない
大事に大事に
きみがぼくに触れる

もう 何もなくなった景色を
ぼくは 今 ここで 見ている
知っている風が吹いたような気がする
また きみを 思い出しているよ

きみに最後の言葉をもらって
ぼくは ほんとうに 幸せだよ
いつのまにか 帰る場所がなくなっても
大事に大事に
きみが 今 ぼくに触れる