ぼくは 動けずに
心は そっと 痛んでいた
きみを思い出す すべての朝焼け
ぼくは 何のために
ここまでやってきたのだろう

大事に抱えていたものが
今 ここで すべて こぼれ落ちてきて
いつだって 為す術はないけれど
急にすべてが 蘇ってくるように 鮮明で
ぼくは 立ち尽くしていた
どうして こんなに 思い出すんだろう
何もかも ヘタクソだよ
ぼくは 終わりを感じているんだ

もう そこには ないのかもしれないけれど
ぼくは 追い求めていた
うたを繋いで
辿り着こうとしていた
きみですべてになる いくつもの朝焼け
ぼくは 今 この窓辺にいて
それでも ここまで やってきたのだから