きみと この街にいるのが

なんだか不思議で

あたりまえのようにも思えた

東からの風が ぼくらの頬を走り

ぼくは その度

この街に住んでいた時のこと 思い出す

きみが吸っているタバコの匂いが

札幌の空気の中に 浮かんで

ぼくは なんだか とても懐かしい感じ

感じている

ああ そんな時 あったな

いつでも 思い出せる気もするし

もう二度と 思い出せないような気もする

湿った 雪空の空気

今 きみと居れてよかった