猫の目にキラリと光るのは
今 ぼくが見ている月と同じ
小さな体が動いているのは
重ならない ぼくの呼吸と同じ
群青色に染め上がる空
きみが 次々と星を見つけるだろう
ぼくは すべてを絵に画いていこう
夜風がこっちに向かって走ってくる
足がしっかり地面についたなら
プラネタリウムの屋上へ行こう
夜風は ぼくらの硬くなったカオを
やわらかくしてくれるよ
プラネタリウムの屋上へ行こう
差し伸ばす手も きっと届くだろう
白い形を 瞼の裏に残して
ユーレイが走っていく とても速く
振り返れば きっとぼくらも
ちゃんと白い形を残している
夜に浮かび上がる 白い形達になる
夜風がこっちに向かって走ってくる
足がしっかり地面についたなら
プラネタリウムの屋上へ行こう
夜風は ぼくらの硬くなったカオを
やわらかくしてくれるよ
プラネタリウムの屋上へ行こう
差し伸ばす手も きっと届くだろう