ぼくの気持ちを挑発する ぼくがいて

あと10数えるうちに死んだ方がいい

そしたら 風の匂いが

この胸までやってくるだろう

ぼくが 唯一感じられる

この風の匂い

目を細めて

生きていたんだなあって思うのさ

 

ぼくの気持ちを挑発しているのは

ぼくだけさ

ほら 笑ったきみのカオが

こんなにも ぼくをラクにするんだ

 

ちゃんとわかっているんだけど

風の匂いが届く場所で

もう 死んだ方がいい

唯一感じられる この匂いの中で