部屋の中に居たから 気づかなかったよ
外はもう明るくなっていた
ぼくはやっぱり 待ってしまっているのかもしれない
温度は必ず下がり 心をすっかり染めらせて
ああ! ぼくはこの時に生きていたい!
と思った

きみとの会話を 何度も頭の中で繰り返している
冷えたコンクリートを踏んで歩いた
やがて光が土を温めて 匂いが立ち籠る
染まる自分の顔が 愛おしかったよ
きみが誰かに ぼくの話をしているように

ぼくの思いは
いつも一人よがりに ここにあるだけだけど
何にも知らないきみが ぼくをわかったよ
気を使わずにやろうと思ったよ

ぼくがぼくに対してしっかりしていれば
大丈夫だよ