夕暮れのこの街だ

ぜんぶ覚えてる

なんだかせつなくなるな

きみは とりあえず 元気なんだな

ずっと焦りながらも

 

きみの言ってたことも 思い出す

あの時のきみはやさしくて

ぼくはすっかり うれしくなってたんだよ

ふたりに吹いた風だって

また吹いてくることもあるだろう

そんなふうに ただ思っていたいだけ

少しはマシに 思っていたいだけ

 

少し寒いくらいがいい

ほらこの街の夕暮れだ

だからせつなくなる

きみの目が ぼくの目を見ていたことを思い出す

またそんな時もあるだろう

ただ そう思っていたいだけ

少しはマシに 思っていたいだけ