目に見えるものだけが すべてじゃないけれど
ぼくは
目の前の風景を信じたい
想像する力で
ぼくは
目に見えるものも信じていたい

遠くへ行ってしまった友達は
ぼくの方なのか
それとも
思い出をくりかえすだけなのは かなしい
ような気がする時がある
だけど 思い出す
ぼくらの過ごした季節を
夕暮れだけが 深く深く
心をほりさげて
風景は たったひとつだけじゃない
だけど 追い求める感覚は
たったひとつ
はっきりと
たったひとつだけ
たどっていく たどっていく
愛おしくて 涙がでるのさ