ぼくもそう
きみと二度旅に出たんだ
それよりも もっと
日々はめまぐるしかった
いつまでも この灰色の空の行方を
思っていたかったんだな
きっとぼくら

朝も昼も夜も おはようって言って
夕方と朝方をとりかえては またもとどおりにした
きみの涙を何度も知ったはず
埃くさい物の中で
遠い遠い場所を見つめていたはず

このぎりぎりの一本の線の上を
イライラと でも何でもない気持ちで歩いていた

ぼくらの匂いをのせて 風はいつまでも吹いてくれる
めぐりめぐった気持ちに ぼくら気づけるかな
ぼくもそう きみもそう