ただ その寂しさゆえに
きみは必死なだけだってことは わかってるんだ
でも ぼくはぼくでやっていくよ
ぼくの中にあるこの感覚を
保つための ただそれだけの手段
忘れられないまま 湿った街は遠くへ
苛立ちは消して ただ思い出せ
映画の夜 朝は目覚めて
ああ お互いのたのしい気持ちで
お互いがうれしくなれるように
いだきあうのは よいことだよ

風は生暖かくなっていく 水たまりができていく
足は浮かぶように走る
何も考えられなくなったあと
すべてが突き刺さる