ぼくは耳の奥で

生きる気力が湧いていた

ひっそりと夜の中を

その気力を胸に抱き

歩いて帰った

 

すぐに ぼくは

彼に伝えた

本当に助かったよ

久しぶりの彼は

とても調子が悪そうだった

その中で 精一杯の

返事をくれた

愛しています

 

そして 今夜

ぼくは もう一度

眠ることができる