眠っているのに

辛かった

何かあるんじゃないかと思って

ぼくはそこにいた

とまどっていた つまずいていた

自分の物音聞いて

たまらなく どうしようもなかった

 

忘れなきゃいけないわけじゃない

思い出しても しょうがないこと

 

びっこの足で走り回って

夢見ていたい

 

ほら ぼくはもう

きみに 何も 言わなくなって

そう きみが 気づいてくれたら

そんなふうに思ってくれたら いいのに

 

ほら ぼくはもう

こわくて 何も

きみに 何も 言えなくなってしまった

だけど せめて

そう きみが 気づいてくれたら

そんなふうにきみが

思っていてくれたら

いいのに