昼が土を温める匂いと 夜が木々を冷やす匂い ぼくは今　窓辺から見える景色を 目の中に溜めていっている...

ぼくはまたきみに 嫌な思いをさせてしまったような気がしている それでもまだきみは ぼくをその目の奥の...

目まぐるしく それぞれがスピードを持って 走っているけれど そこでは　ちゃんとつながっているよ ぼく...

いつも　窓の外がある むずかしいカオをしている時も きみに夢中な時も きらきらした目の中で　お互いを...

水たまりを見つめて ぼくは愛おしさを思い出している いつのまにか 大丈夫になっていた気持ちの中に 空...

どんなに苦しくたって ぼくの娯楽の時代はおわりだよ 古い匂い　あっちの建物の匂い ぼくらは鍵をこわし...

ぼくはもっとはやく　きみのもとへ行きたかったけど 今のぼくからきみへの道のりは　少し長くあった 青白...

猫の目にキラリと光るのは 今　ぼくが見ている月と同じ 小さな体が動いているのは 重ならない　ぼくの呼...

ああ　ぼくはここで 何も言わずにいるのも 本当だと思ったし きみの星のカオを見送って ぼくはぼくで　...

ぼくが寸足らずなら きみも寸足らずさ ぼくがこれだけなら きみもそれだけさ 泣いたりしたら びっくり...